「ラララ ヘイ！ラララ ヘイ ハラダ！」（Hit&Runちゃん祭り2007〜ワカすバンド天国！〜）
巨大風車は手塚（治虫）仕様
「あの人たちは大人なのに、なんて楽しそうなんだろう」
今回のHit＆Runちゃん祭りの前身イベント、SMAちゃん祭りをテレビで見たときに会長はそう思ったそうな。イイ大人たちが全身で全力で音楽と戯れてる。その振動をこれまたイイ大人たちが思い想いに受け取ってる。
週頭のぐずつきが嘘のように見事な晴天。新木場駅からも見える巨大な風車の足元で、海風にさらされながらふかふか芝生の上でまーったり。空と緑と太陽と風と音楽と、そんなん気持ちいいに決まってんじゃん。事務所の層的にもそんなガッツリ激しくってんじゃないからゆるーく、でも暑く熱く。ステージや会場全体の大きさとか想像よりも小さかったんだけど（ロックインのLAKEステージよりも小さいくらい）、色んな塩梅がどれもちょうど良かった。
熟練の余裕と若手の奮闘。その向かう先はただひとつ、この時を楽しみ尽くすこと。渾然一体となって若洲をワカす。イイ大人たちは気持ちいいこと・楽しいことに貪欲だね。その一点においてのこの事務所の結束てのがとにかく詰まってました。イイ大人同士だからの少しずつの気遣いが、それぞれから感じられるのもまたグッとくる。
「大人になってからの方が楽しいこと増えました！」
大人なのに楽しそうじゃなくて、大人だから、自分たちで楽しい！を作り出す。いつか夢見た空間で、大人になった自分もこうして全力で楽しんでいる喜びを、そんな風に会長は叫んでました。
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「さっきも嬉しいって言いましたが、本当に嬉しいんです」
山梨富士急で行われたSMAちゃん祭りが民生さんとの出会いであり、音楽を始めるきっかけである志村。そんな思い入れのあるイベントに今回なんとファブがトリ。故郷の景色を描いたであろう「陽炎」を、民生さんを招いて丸々歌ってもらう。ステージから何が見えたんだろ。志村の目には、どんな景色が映ったんだろ。私は、私が見たのは、民生さんの紡ぐ言葉に想いを託し、歯ぁ食いしばってギターをかき鳴らす志村の姿。いつもの「キーボード、金澤ダイスケ！」のソロ前掛け声が今夜は「ギター、奥田民生！」。どんな気持ちだったろう、どんな気持ちなんだろう。聞いてみたいからネトネトにメールでも送ろうかな。
ファブのスペシャルセッションはwithOTだけでなく、スパゴー橘兄弟のお兄ちゃんこと橘あつや氏招いた「モノノケハカランダ」も。これは総くんがやったらハリキリ浮かれてギターが咆える吠える。総くんのダッシュに、じわじわジワジワあつやさんのギターが絡んでくる迫力ったら！
志村にとって思い入れの強いイベントだってのは再々聞いてた話ですが、たくさんの想いを抱く夜だとしてもここで終わる夢でもないはず。またここから、きっとここから。イケイケモノノケ、どこまでも。
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＜その他感触と報告＞
・パフィちゃんセッションはメン☆ソウル２名とミッシングリンクを呼んで1曲と、総くんギター参加での「渚にまつわるエトセトラ」。そんな中でも変わらぬエロギターっぷりをかます総くん、目立ってたなー。
・シュノーケルセッションはdetroit7のギターボーカル菜花嬢とKAT嬢を迎えて「おかしな2人」。これ、ハマってる！西村くんの声と加減が、女の子のあの怒った口調とすげぇあってんの。トリビュート自体SEでがんがん流れてたんすが、やー楽しみだ。あとゲスト女子2名がちゃんとメガネ装備してくれてんのに感激してた。この事務所は仕込むなぁ…。
・Hit＆Run初のヒップホップユニットという、カルテットと民生さんで「イージュー☆ライダー」セッション。すげー平坦な口調で「ヨーヨー（決してYO-YO表記には聞こえない）」を繰り返すOTはご機嫌そうでしたが、後方から大移動かますみなさんのパワーにすっかりビビってた私でした。
・キャプストセッションは、鍵盤にダイちゃんとdetroit7からドラムミヨ嬢招いて「花屋と肉屋のデトロイド娘」と「マウンテンアゴーゴー」の2曲。「花屋と肉屋〜」は最初のワンフレーズだけ花屋歌ってであと全部肉屋仕様なのかと思えば、間奏んとこで多分肉屋の屋台骨に花屋の鍵盤ぶつけてきててすげぇエキサイト。キモかっこいい！！会長も日記で書いてけど、ツインドラムで同じ動きしてんのはホント迫力。あと女の子が混じるのに嬉しそうな梅田さんに「（気持ち悪いから）照れないでくださいよ」ってツッコンでたのも会長。理系の指摘はわりに酷。
・スパゴーセッションはデビューしたてのKAT嬢迎えてお互いの曲やら「名残り雪」やら3曲くらい。おっさん陣の貫禄のサウンドに負けずエッジの効いた音ぶっけてきてCOOLっす。
・OTバンドはパフィちゃん迎えて久々の曲提供新曲を。のためには人手が足りないので鍵盤ダイちゃんにギター総君、そんで志村まで借り出され。志村なにすんのって思ったら、なんとレイさん横にあるドラにスタンバイ。お前、どこまでもおいしいなぁ？！！や、もう精一杯のノリノリダンシングかましながらドラ響かせてましたよ。手持ちぶさただもんな、叩くまで！パフィ姐さんズから目線で指示だされながら必死で叩いてました。ガンバレー！と手に汗握りながら、OTとギターかけあって楽しそうな総くんにキュン。
・最後のHit＆Run軍団では、まずは作曲した若手代表で志村、会長、西村くんが登場解説。しゃべりをまかされて必死な西村くんを、余裕な心地で見守る先輩2名にやはり若干のヒエラルキーを感じた。若手バンドが作曲演奏して、ベテラン組が作詞をした「ハラダ記念樹」。サイトで先に歌詞が公開されてたんすが*1＜タミオは着なかった ヤクマも嫌がった だけどシムラはきっと 着てくれる＞ってどこまでもおいしい志村。全員集合でただでさえ狭いステージ、せっかくマイクスタンドあるってのに自分が歌わない時は奥ひっこんで視界から消える志村を探してしまい、自分にとってしっちゃかめっちゃかな最後になってしまいましたが、「ラララ ヘイ〜」のメロディが頭から離れねぇ…。その志村がよくひっこんでた左側奥には演奏に参加してない梅田さんとか加藤さんが鳴り物もってスタンバってたんすが、なぜか加藤さんが途中なわとびしてました。キュート…。
あとこのワカ天と次の日のぴあ35thの２dayが、若洲公園での初・音楽イベントだそうで、そのせいかやたら江東区の職員腕章見かけました。みなさまお疲れ様でした。
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キャプストの後がスパゴーだったんすが、マウンテンア〜の「山のようにみえる〜」が消えないってんで八熊さんが突発で歌いだす一幕も。う、嬉しい！！
