CoolBeatで年忘れ(CDJ07-08〜WEST〜初日)

初日から盛り上がりのピーク、体力もすでにホライズン。ぶっちゃけフェスなんざ苦行に近いとこあんだって。これでもかと身体酷使して踊りまくって。でも楽っのしい!気持っちいい!考えないって言ったけど、感じちゃったら考えちゃう。音楽が降りそそぐ、この時間をどうしたら真空パックできるんだろ。忘れたくないよ、忘れらんないよ。いやなこと、どうでもいいこと捨てさって、大事なもんだけ持ち越すために、あと2日踊り倒します。<本日の足取り>
レミ→ポリ→ザゼン→50回転ズ→YO-KING→ユアソン→ファブ
以下特化感触報告
<レミ>
来年からのツアーでギターサポート入るってのを寺じゃないがラジオでバラした事件を聞いてたため、今日が藤巻ひとりギターの聴き納めかとお通夜な心境で挑む。私は藤巻のギターの腕を信用してないためいつか選ぶ時がくる選択だとは思ってましたが、いざ目前の現実となった時にギター(元)少年としての藤巻に妙な感情移入しちゃって会場の盛り上がりに比例して本気でしんきくさくなる。すげぇ真剣にすげぇ楽しそうにギター弾くんだもん。だけど一方で歌に入り込むためか、ギターから手をはなす瞬間が増えたことにも気付いた。
もう、選んでんだな。全部自分一人で弾けるんだったらそれにこしたことはないんだろうけど、それでも選んだったのなら成果を見てみたいし聴いてみたい。正しいか間違ってるかなんて、やってみなきゃ分かんないから、選んだんならその未来に出会ってみたい。勝手に骨拾うくらいの気持ちになってましたが、余計なお世話だったな。よく考えたらキャプストだってサポート入ったからって会長がギター弾かなくなった訳じゃないし。むしろガンガン弾いてるし!マジにそんな結論で着地した年末遭遇でしたが、ギター聴き見み納めとか思いつつもやっぱベースに視界も聴覚も乙女心も釘付け。それぞ私。
ところで選曲が藤巻曰く「みんなが知ってる曲」ってコトでRUN・南風・雨上がり・明日にかける橋・粉雪・3月9日・スタンドバイミーに最後の最後新曲「ワンダフル&ビーアウティフル」で終わりだったんすが、新曲の出力が一番冴えてんのにそこで幕切れってバランスが悪い印象。“今”のレミを感じるには来年のツアーでってことでしょうか?くそぅ、待ってるぞ。

<ポリ&ZAZEN>
ちょーどこの2組は去年のCDJ以来、1年ぶりの再会。1年前とは当然同じではなく(ZAZENなんかひなっち後初だし)、空白の時間分新しい表情ともお目見えするんすが。“好ましい”と思ってたとこがより強化されての再会はたーだ愉快ですな。どっちもめちゃ盛り上がってて、ハヤシさんの高音トイス!や向井さんの奇怪さも絶好調。あのおっさんこそthe奇怪だよ。違和感の全てを凝縮してるってか、なんか今日は凝視しちまった。武者巡業での志村の奇行動が全国の話題をさらっている様ですが、まだまだまだ上には上がいるぜ。この極みまで昇華してくれ。

ザ50回転ズ&ユアソン>
本日始めましての2組。50回転ズは、随分とロックンロールという存在に無邪気な印象。キャラアイコン的なとこをひねらせてる分、そこんとこはストレートに表すのが今のリアリティなんかな?普通にすごく好ましい音の要素がつまってるから楽しませて頂きました。ユアソンは…なんだろう好きになっちゃうね。ユアソンという音楽を、が前提だけど音楽含めたあの集団の存在をたった40分ほどで好きになった。

YO-KING
15分押しぐたいで始まったせいか、巻き巻きに本年度発売の名盤「日々とポップス」を中心にセレクトされたロックンロールナンバーで攻め!先日真心ツアー大阪公演滞在時に購入した、ご本人と同じ年のギターかき鳴らすお姿はかっこよぉございました。ロックナンバー中心にしつつ、締めが「ターン」てのがニクい。あと今回はいつもの3P編成に+キーボードでシュンちゃん。それで気付いたけども、私年内に7回シュンちゃんに会ってる。スネオさん1回、ロスト2回、パフィちゃん1回、ドンちゃん2回、倉持キングで1回、計7回。実は年内見た数としてはミドと同率3位だよ。
その理屈でいうなら城戸ヒロシがファブ数+アロウズ分1回余分でファブを上回ることになりますが、ロックロック大阪nファブはヒロシじゃなくてもっくんだったから同率1位計算。まぁヒロシはファブに含めるとして、意図せぬトコロでシュンちゃんによく会った年だったのね。そんなシュンちゃんはスパルタがレコ参加した名曲「ゆらぎのないほどほど」でギターかき鳴らしておった。2ギター制に早がわり。べべ、便利ですな…。

<ファブ>
志村曰く「新旧織り交ぜて」のセットリストは要は武者巡業ツアー簡易版だったんだけども、それなのに飽きねぇんだよ。むしろホントに、出会うたびに深まる音情にとっつかまる。志村の気合に応えるように、山内くんも今までとはまた違った形で攻める音弾きだしてね。溜めて欲しい部分を上手いトコひっぱってくれる様になったといいますか。ハカランダの唸り、地平線の出航、虹の飛翔、ぐんぐん冴えきってんだよね。また陽炎や若者のすべてなんかに潜む優しい気配とか、表情の増え具合にどっぷりつかっちゃう。公式での両国レポ見た時に思って、今日のライブ見てもやっぱり思ったんだけど、志村がどんどんいい表情するようになってる。散々無表情だなんだといわれてきた男ですが、まぁそこまで判りりやすく変化してる訳ではないんでしょが、気迫というか気合と、その覚悟と自信でか、見とれる見惚れる瞬間がでてきてるんですよね。去年まではまだ「志村がこんなことを!」って驚きの興奮が先立つ場合が多かったんですが、そういう前後の理屈抜きで目が心が奪われる、そういう瞬間が増えてきた。言葉で伝えれる部分がどんどんなくなってる。全然おっついてないけど、描きます。

ところで来年からはライブ感触なんかのやり方を変えようと思ってます。今までのやり方だと時間が充てられなくて、後半戦とりこぼしてるの多いので改善策を練り中。