「わかるだろ、どんな時も笑ってろ」(ミドリカワ書房 中央線2番勝負 躍らせます編 in UFO CLUB高円寺)

アンケートの<とても楽しかった><まぁまぁ楽しかった><楽しくなかった>という選択肢を全無視して、いつも「愉快でした」と書いてしまう。ミドリカワ書房のライブは実に愉快。
「躍らせます!」の文句に偽りなし。春に行われたミステリーなナイトジャーニーは飛び道具かましまくりで湧かせてた部分もありましたが、今回は率先して自ら踊りだすという小技を繰り出しつつも(いつの間にそんなテク身につけたのかと、思わず同行のマドさんに聞いてしまった)、基本的にっていうか全面的に楽曲のエネルギーに湧いて沸いて踊っちまった。既存曲をアレンジがっつりかっちょくかまして違う表情見せたり(保健室が踊れるナンバーになってて、しょっぱなから度肝ぬかれた)、新曲も多数繰り出してそれがまたしっかりノせてくる。
音の気持ちよさに踊って狂って楽しいってのもあるんだけども、なにより誰よりミドはあの面だから判り辛いけどもガンボ堂のみなさんにっこにっこで楽しそうで、その様に相乗効果で楽しくなるわ。すごいよ、手空いてる人総出でハンドクラップ(with抜群の笑顔)だもん。そんなにミド(の曲)好きなの?!って思っちゃったわ。管楽器の西やん氏は関西とかまでは来てくれなくて、今回私初体験。管楽器の歌いっぷりに湧きながら、西やん氏のキュートさにも鷲づかみ。ミドよりもよっぽど今日はガンボ堂を見たかもしれん。
ミドの淡々とした声の印象が強いから気付き辛いけど、結構ミド楽曲の人物は生き汚いと思う。欲望に正直っていうか、生に対する諦めなさが、躍らせます!なアレンジを爆発させるエネルギーとして潜んでんのを実感した心地。しれっとノリノリな様は相変わらずでしたけども、どんどんなんかさー、ミドリカワ先生も意思が明確になっててその鋭度にドキドキしちゃうのよ。確信犯なニヤケ笑いに、全力の笑顔で応えてやるさ。

                  • -

ところで会場SEに未発表音源ズをしれっと流れてる様に一人動揺したんすが、ラジオで流してたそうなのでミドシンマニアのみなさまはそりゃ平静か。あと狭い会場なのでステージ横すぐがPA卓になってて、端っこ先方っ子としてはそのまん前陣取ってたら、ふらっとやってきたマネージャーさんが「この曲好きなんすよ」と言って歌いだしたのが聴こえてきました。あなたも相当ミドがお好きなのね…。かわいいおっさんだらけだわ。