TRICERATOPS prezents DINOSAUR ROCK'N ROLL「ロックは進化していく」in渋谷ax&ロックロックこんにちは!10th ANNIVERSARY SPCIAL verパイレーツオブ10ビリアン

モノノケの叫びから始まったこの夏のしめを、甘ったれクリーチャー共に飾ってもらいました。日光アレルギーってこともあり夏なんて大嫌いだった私が、季節が始まるのが待ち遠しく終ることを寂しく思うのに驚いています。
「初めまして」や「久しぶり」の風景の中で、新しく生まれた感情を次の季節に持ってくんだ。そうやって季節を重ねていけたら、幸せだなぁと思うのです。そしてそうやって過ごせた夏でした。切っ掛けをサンキューサマーとミュージック。お礼は利子付で倍返し…の予定。心にゃいつも玉虫色のマントをひっさげて。


ダイナソーロックンロールinSHIBUYA AX>
トライセラというバンドを母体に、打ち上げられた化学反応の煌き。GC7から1年半後、同じAXでこんな一夜を過ごせるなんて想ってもみなかった。黄金の輪が共振し続けて残ったのが、今度は「おれらが出来る」形に変化しながら新しく弾けた彩り。互いへの愛情と尊敬と音楽バカ魂がありゃ、最高の一夜になんない訳ないもの。その事はあの人にとっくに教えてもらってた。
呼人さんに見せたかったし、見て欲しかったな。だから行ってきた。それが全ての理由じゃなくて、何よりも自分が生まれる熱に巻き込まれたくて行ってきました。煽られるままぶっ通しで踊り倒してきましたさ!

ファブはキラーチューンで直球勝負。ゴイングさんは「今」の彩を凝縮お届け。そんでトライセラは変化し続けるロックンロールの煌きを実証してくれました。騰がる昂がる熱の循環と共有、もうこのまま燃え果ててもいいって本気で思った。最っ高に幸せな夜をありがとう!


*セットリスト*
ファブ
・陽炎
・TAIFU
・ダンス2000
・打ち上げ花火
・銀河
・虹

既存曲で踊り倒すのはもう絶対楽しいんだけど、ファブの最新の「今」にリリースって形で触れたい欲求が抑えられねぇ。すでにライブで欠片に出会えてるから、どうしてもそろそろと期待してしまう。『ロマネ』を手元で聴きたいのです。再会をジリジリチリチリ待ってるよ!その為にもダイちゃん無事に戻ってきてね。
なんかめっちゃ急に秋のイベント出演発表されて、ちゃんと養生できるのか心配なんですが。どうしようもないので心で千羽鶴でも折ります。入院スケジュール遅らせたのかなー。ついついネタにしちゃうけどさ、早く楽になるといいと願ってますよ。


ゴイング
・トワイライト
VISTA
・ノラ
・ショートバケーション
・スタンドバイミー
ハミングライフ

ワンマンでしかお目にかかれんと思ってた、ヒロキ・ナカザの王子様タイムにまさかの再会。同じくTUTTIツアーだけと想ってた、『ノラ』のラップにも再会。ゴイングさんの素敵要素、一つも残さずお届け。見事に会場中ゴイングさんの色に染まりましたとも。その彩を3バンドのファンごっちゃな空間で共有できたのが、なんかものすごく嬉しかった。


トライセラ
トランスフォーマー
・33
・僕らの一歩
・サタデーナイト(Withソウさん&ナカザ fromゴイング)
ラズベリー(With志村 fromファブ)
・My Skywalker`s T-Shirt
・赤いゴーカート
・ROCK MUSIC
・GROOVE WALK(AC)

まず特筆すべきは今年のリリース3連発。やるなら3連発しかないっしょって云ってたら実現だし、一緒に行ったIさんが好きな「赤いゴーカート」だし。私と彼女でAXってなんかある笑。
そんでそんで、志村マジにナイス選曲!この夜にはやっぱ『ラズベリー』っしょ!!トライセラのロックンロールの起点と最先端の間に、ゴイングさんとファブが重なって絡んで最高すぎる。志村のリクエストってGC7の『ペケペケ』といい、場のツボ外さないね(私はリアルタイムユニコーンファンじゃないですが、会場のどよめきから当時感じ取るものがあった。やー、唱が「志村くんからリクエスト貰ったけど、オレら的にはちょっとしぶってー」って話し出したのに、ラズベリーじゃなかったらマジ呪うぞ志村とまで念じちゃったよ。

With志村ん時に和村が始めて会った、GC7の話もちゃんとしてくれました。んで志村を紹介する時にGC7ん時呼人さんがやった「山梨が生んだスーパースター!」を唱がマネしてたんですけども。「静岡と山梨の間にある富士山、その麓で生まれたスパーアイドル!!」という風にバージョンアップしてました。アイドル?!!!!
そんな疑問も残しつつ、それすら含めて最高の一夜でしたさ。ホントに志村の顔好みなのね、唱。

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<ロックロクin泉大津
この夏最後の野外ライブ。ライブハウスとかの醍醐味は熱の共有だと思うのですが、野外は風景(環境)の共有だなぁと。同じ空を、同じ景色を見てる。唄を媒介に一瞬一瞬がより鮮明に全身に刻みこまれてる。


「ここは空が広いね。こんなにも空しかない景色も珍しい」とは倉持さん。真心先輩、青空似合いすぎっす!MB'Sフルメンバーで初っ端飾ってくれました。もー、このチームずるい。夏の野外で演って絶対盛り上がる曲持ってるんだもん。どかーんに夏の名曲sにもうもう、チーム真心万歳ーーー!!

…ところでエゾの楽土では桜井さんがマジありえない格好されてたそうじゃないですか。泉大津では普通に白Tとかでしたけども、それはそれで怖いもの見たさで見たかったようなそうでないような(ごにょごにょ。まぁお返しの様に倉持さんがドぎつい配色でしたけども!紫ジャージ。残暑厳しい9月の頭に長袖。どう見ても水滴とかはじきそうな素材。そしてすっかり忘れ去ってたけど、多分5月にタクタクでも着てた。
桜井さんをガン見しながら、チラチラ視界に入る倉持さんについつい怪訝な目をしてしまいがちでしたが!いやはやしかし倉持さんに浴びせられるおめでとーコール(お子さん無事出産おめでとうっす)に負けぬ、とびきりなハッピーな時間もらいました。チーム真心に拍手。うつみさんのコーラス絶品やったぁ(感涙。


真心でぶっこんでフラフラになり、次の吉井さんはご飯食べつつ後方観戦。エネルギー補給もし、レミくんに備え前に行っとこうと思ったところで姉に遭遇。実は民生さん目当てでチケ取ってたお姉さまの余りチケを譲って頂けたおかげでの参戦だったんすが、啓介さん狙いで左サイド狙う予定が巻側右サイドへと拉致られました。
3番手はジェイク・シマブクロ氏。ウクレレ?でのインストゥスタイル。カラっとした鮮やかな音色がこれまた青空に映える映える。暑さも気にならず、のせられるまま踊りましたよ。


4番手がレミくん。泉大津は港すぐ傍、近くに山もないからホントにひたすら空しかなくて。そんで関空近いので飛行機がしょっちゅう横切るのが、これは山梨よりもスタンドバイミー日和なんじゃねぇのとワクワク。「飛行機見えますね」と啓介さんも嬉しそう。
勿論見事にスタンドバイミーのイントロで、飛行機飛び立ってきましたよ!3人もきっと喜んでたろうな。この夏3度も野外で会いましたけども、最後にまたとびきり素敵な景色を分かち合えて幸せっすよ。そんで『粉雪』ではこの夏一番の風吹きました。どんどん凄みが増してんな。どこまで飛べるか、また冬に会いましょう。

ところでレミのライブは演奏中はいいんですが、演奏が途切れた瞬間(MCやはける時)がやたらとハラハラでして。主に後ろでドラム叩いてる子が何やらかすかにドッキンなんですけども、さすがに人様のイベントなんで啓介さんも控え気味でつつがなく過ぎましたが一個だけ。寺じゃない子がかるーく「3年前にも僕等(ロックロック)出させて貰ったんですよね」と話し出したのに「オチがない」と、2万人の観客の前で2人がかりでハモリツッコミ。打ち合わせなしでハモりやがった…。色々お前らミラクルすぎ。


次のクレバまで40分の休憩があったんすが、さっきのレミファンとクレバの次のチルファンでごった返してて後ろにも下がれない状態。ちょっと泣きそうでした。
というかこのイベント、人波が全然循環しない。循環しない上に無秩序に強引な押しばかりが発生し、レミで前に行ったの若干後悔。や、まぁ頬肉ようやっとガン見できて幸せでしたけども。
きゅうきゅうなのが全然気持ちよくないすよね。それこそ前日のダイナソーで、リズミカルな波に巻き込まれる快感体感した後なので尚更憂鬱に。なんとか少しだけ下がれて、姉が買ったOTグッズについてたSMA袋のクロスワード解いてました(根暗モード。


休憩挟んでクレバ。「今のうちに前に来とかないと後悔します。航海だけに後悔しないで下さい」と早々に強気発言。手腕の程はapbankFesで体感済みなので、ほほーと期待湧きあがればなんとスピッツ登場。「チェリー」と「メモリーズ」の2曲をコラボ。特に「チェリー」がクレバオリジナルラップで生まれ変わってて、かっちょよかった。その後も続々コラボゲスト引き連れて大盛り上がり。正にクレバわっしょーーい!!な一時した。

3回目のところでですが、一般的にこういうイベントライブだと若手から出るのが恒例ですが蓋を開けてみればこの順番。当日発表されたセットリストに驚きと共に慌てたものでしたが(桜井さん目当てで真心先輩ぶっこむ気満々だったのに、到着したのが開始8分前だったから)、だがしかし時間が経つにつれ謎は解けた。
鍵はステージの向き。東に設置されたステージだと開始の13時頃はちょうど太陽が背になり、ステージに影ができる。それが徐々にお日様に晒されてゆき、一番ステージ上が暑い時間帯が若人陣になる。!…すごい策略や(ゴクリ。


「夕方から夜になる、一番良い時間帯に出させて頂きありがとうございます」とサクの言うとおり、オレンジと蒼が混じりあう空の下ミスチル登場。押し寄せる人波とまじかで叫ばれる桜井コールに「王様の取り戻しに付き合うのも一苦労だわ」と意識が飛びかけるものの、修ちゃんが手振ってくれて癒されました。
bankFesでもチルはこの時間帯に登場ですけども、なんだか毎回ステージの位置とお天気の関係でいまいちキレイに夕日が観れなかったんですよね。遮るもののない一面の空に、一瞬ごとに濃さを増すグラデーション。少しずつ近づく夜の気配に交じり合う音。改めてがこの時間帯が似合うバンドだなぁと感じました。

夏の日差しをふんだんに浴び、無遠慮に枝を伸ばす少年期。その幸福な時間に別れを告げる時間帯。夜に放り出される、その境の美しさ。これから訪れるだろう厚い雲や闇夜を照らす、一筋の流星。ブランコから見上げた空に見つけた自分だけの光。そんなバンド。多分誰かにとっても、そんで私にとってそんなバンド。世界の果てで「君」も「世界」も何一つ諦めてない目がゾクゾクする。
『ストレンジカメレオン』やりおったよー。bankFesでやんのはBankBandでもカバーしてたから判るんだけど、人のイベントでカバー曲堂々とやりおったよー。すっかりハイブリットイノセンスモードなんすね、お父さんズ。そうそう、イノセントワールド。初めてサクが1番歌ってるの聴いた。チルのライブ行ったことない人には??でしょうが、あのね丸々1番客に歌わすの。さすがにイベント配慮なのか、むしろビックリした笑。


「やっと酒呑めます」と汗だくご機嫌サクが帰っていくと、あっという間にすでに一杯以上ひっかけてるでしょうな民生さん一人股旅スタイル。なんとか後方へ抜け出し、ご本人同様ゆるーく体感。ゆるーくなんですけども『愛のために』や『渚にまつわるエトセトラ』に『雪が降る街』『働く男』でエキサイト。お父さんもずるーーーい!!阿部祭り控えてるから練習してんの?
しめは勿論『さすらい』『イジューライダー』。くぅークマさんお父さんはいつ聴いてもブレないなぁ。かっこいいんだもん、どんなに酒呑んでグダグダでも歌いだしたら文句なく。この人の持つぶっとい王道が何なのか、触れる度に探ってみたくなるけどそういうのはサンボ山口さんに任した。それか志村。巻でもいいけど志村を倒してからにして下さい。


最後はピッツ。小学校から聴いてるけど初遭遇は去年の甘ったれツアー。音源の段階だけだとバンドというのを特に意識したことなかったんですが、実際生で出会うと紛うことなくバンドサウンドなんすよね。てんでマイペーズにやってるようで(相変わらず田村さん素敵過ぎた)あのサウンドの一体感。2回目遭遇もバンドだー、と圧巻。
新旧織り交ぜ嬉しい中で、パフィちゃんとも2曲。初パフィちゃんは可愛いんだけど、なんかある意味マサムネさんより凛々しかった笑。まぁなんたってSweetSauce(で甘ったれ)っすからね。「人生にはやり直しがきく」とも言い切っておられた。さすが。

ドドウの8時間でしたが夏の締めに、野外ライブをありがとうでしたピッツさん。前のビジョンにエンドロール流れる芸の細かさを発揮したと思えは、打ちあがる花火花火はなび。ちょうど帰り道の真横であがって、花火が降ってくるかのような体験。うわーうわーうわーと打ちあがる度、意味もなく絶叫。
この夏たくさんの空を、そんでたくさんの花火をライブで味わいました。来年の夏も青空の下で会いたいな。サンキューサマー、そんでグッバイサマー!次は秋じゃーー!!