ゆずスマイルコンサート2006「にほんのうた」 in京都醍醐寺

ゆずスマコン2006、にほんのうたin京都。感触としては「コンセプトのある冬至」。みんなのゆずとただのゆずの中間、うたうたいとしてのゆずが唄を届ける。

ブリッジで話してた『てっぺん』の心的作用(みんなのゆずからただのゆずに戻るためのもの)って『シュビドゥバー』も担ってる部分あると思うんですが。普段のアリーナ規模とかでのみんなのゆずでも、路上で歌う時とかのただのゆずでもない、その中間のうたうたいとしてのゆずのモードでやってたスマコンでは、そぅいう心的作用は生じないんだろうなと思いました。

なんで今スマコンであの規模なんだって、いっぱい色々たくさんの人が思うところあると思うんですが。誰よりも彼ら2人に必要だったんだろうなと、そう感じました。あれ以上大きかったら「みんなのゆず」モードになるけど、「みんなのゆず」モードはリボンで使い切って当分充電いるんだけど。でも歌いたいし、唄でゆずで何かしたいって考えた結果なんだと思いました。

何が言いたいかっていうと、みんな同じ時をいっぺんに過ごすことは不可能でも、順繰りて言うとおかしいけど順番に、それぞれのタイミングで届く日が来ると思うし来ることを願ってます。そんでまたそれを、誰よりもゆずの2人が願ってました。
そのことを1番私は伝えたいです。

唄だけをってもゆずがすることがってだけで、他のトコにはしっかり色々しこみが。寺という総合芸術空間にて、総合エンタメ見せて頂きました。スマコンとはいえ場所が場所だけに想定してなかったゆずまんと桃ちゃんによる前説が、あまりにも動きの芸が細かすぎて、ゆずが歌ってもないのに涙で前が見えない心境でした。それだけでスタンディングオペレーションもの。

そして今回は貴重な経験として、お知り合いのお子さんお預かりしてその子と一緒に参戦でした。すんげー集中してステージ見て歌聴いてて、そんで仁と岩2人の歌声に横のその子の小さな歌声が重なって私に届くの。泣いたよ。ゆずが蒔こうとしてる喜びの種は、しっかりこの子らにも届いてる。それをステージ上からでも仁や岩は十分感じてはいるでしょうけど、個別詳細では確認できない分私が真横で見させて貰いました。この種からどんな花が生まれるんだろうな。


『スマイル』でさ、「君のほほえみが〜、スマイル!」ってこう腕グって仁ちゃんがやるやつ。あれをさ、一緒にライブ参加した子が最初はみんながやってんのに「あっ」ってなって。んで何回かまた「スマイル!」ってくる間に段々ちっちゃくやりだして、最後にはしっかりと決めれるようになりましてね。泣いた。これも泣かずにおれるか。
またですねライブ終了後にSEで『スマイル』が流れ出したんですけど、そしたらちっちゃく歌い出したのね。ライブ中もずっと感じてたんですけど、ほんっとにゆずの唄が好きなんだなってトドメの様にキました。なんとか涙は見せずにすみましたが、一緒に歌おうにも声が震えてしまいましたよ。

帰り道で話してくれたんすが、ゆずの唄で一番好きなのは『もうすぐ30才』で、『スマイル』は3番目に好きなんだそうです。選曲もカバー以外はゆず好きな子供なら知ってるだろうという、レアってんじゃないけど聴けて嬉しい曲たちで。判んない曲は3曲だけ(その3曲もカバー曲だから)だったとも報告してくれました。

とにかく集中力がすごい。前の席の子とか飽きたのかキョロキョロしてるのに、横でジーっと聴いてました。さすがにバラード系ん時はちょっとクタってなってましたが笑、でも手拍子やらウェーブ(あの手を左右にふるやつ。ウェーブであってます?)やらも熱心で、バスとかでフライングウェーブしてる姿にバスでやるってよく知ってんなと感心しちまいました。仁ちゃんの「say!」にあわせてしっかりバッチリちっさく応える歌声が、じんわりと心に残ってます。

ゆずがうたって、みんなでうたって。楽しいね嬉しいねって気持ちをわざわざ言葉にしなくても隣のその子と共有できて、とても幸福な2時間でした。何度も繰り返し強調しちゃうほどに貴重な体験でした。自分が産むにはまだ当分時間がかかりそうですし、産んだところであんなにゆず好きなイイ子になるか自信がないや。

昨日はライブ、今日はお見送りがてら京都観光とHさんご一家には2日間たっぷりお付き合い頂きました。めちゃくちゃお別れ淋しかったですけど、ゆず式ご挨拶(仁と岩が最初と最後にやる、握手してグってやるやつ)で「また会おう」の約束したんだい。今回はチケの関係でお兄ちゃんとお母さん、弟くんと私ってバラけて参戦だったので、今度は4人一緒にゆずのライブ行こうねって約束しました。またあの子達とライブ行けるんだったら遠征だって苦じゃないっす。あとはタイミング…。鬼に笑われようとも、祈る分にはただ。

弟くんとは1年前の横国ん時にも1回会ってて。でも「お母さんの友達」って認識くらいで覚えてくれてはないだろと正直思ってたんすが、どうやらお母様曰く「ゆずのライブで会った、僕のゆず友達」認定に入ってるらしく。もし、もしもこれから年一くらいのぺースで毎年身体も大きくなって毎年どんどんゆずを好きになってく時間を共有させてもらえたら。それはめっちゃくちゃ幸運で光栄なことだなぁと思うのです。