カウント10

北海道の奇才・安田顕とイケメン界の異才・要潤を配備した茶の間コントbyマギーなんてピンポイントさに、猛ダッシュで撃ち落とされた「親孝行プレイ」の衝撃がまだまだ冷めやらぬ初秋。あまりにもマニアック、あまりにもピンポイント。されど確かにいる需要層を決して外さなさをMBSの神業的暴挙と讃えたい、プレイシリーズの最新作「子育てプレイ&MORE」にも戸次重幸・山崎樹範というWシゲ配備を前に命綱をつける余裕もなくバンジっちまった心地。
「イケメンなのにイロモノ」なのか「イロモノなのにイケメン」なのか、コロンブスの卵的期待を全国区で加速しだしたシゲさんの輝きと、“校長”の姿で多く感じてきたやましげさんの突発力。見たいものが存分に詰め込まれてる加減に狂喜するが故この両軸を中心に見ちゃいますが、できる役者陣が鬼ばぁ酷な状況でおしあげてく物語全体のクオリティに笑い殺されます。半分の6話まで貸してもらったんですが、やたら早起きした朝を使ってイッキ観。
そして昼からは磁石の単独(追加)公演におでかけ。一個のネタの中ではもちろん、公演全体に伏線めぐらして2重3重に笑かしてくる綿密さと、ボケ・ツッコミともにそれぞれがぶっちぎっちゃってる演技のテンションがすげぇツボで、真剣に呼吸が困難になってました。肋骨の辺りがきゅーとしぼんで苦しいの。
笑いっぱなしの一日で、あごが痛いったらない。しかしなかなか悪くない。そういう無防備な心もちに今日の夕日はあんまりにもキレイで、夢の終わりまであと10日だってことが急に迫ってきてみたり。その痛みだって秋祭りの喧騒に慰められたり。どれもこれもなかなか悪くない日曜日でした。