おかえりなさい、なんて。

春のつぼみ

春のつぼみ

http://jp.myspace.com/saconpop 視聴できます
2008年度MY超新星SACONのバンド休止後、ソロ名義での初シングル。発売したのは2月でそのリリースライブにも行っとったんですが、ちょうど先週末から東京でライブツアーでしたのでSACONの話題をば。喜びと哀しみを等しく紡ぐ、稀有な才能だと思うてます。ホント聴いて!そんでこのPOPセンスに触れて!!
いやーもうね、まずは左近くん東京におかえりなさいっ!の一言なんですよ。去年8月にバンド休止とともに拠点を札幌に移してから、もともとの基盤である関西でのライブでは本州に来てたけど、東京へは引っ越してから初めてで。「お客さん一人もこんかったらどうしようと思ってた」と、ドがつく程のアウエィな心境を左近くん本人はこぼしてましたが、待ってましたよ東京にも帰ってきてくれるの。そんなねぇ東京住みだしたばかりの私が代弁するのが恐縮すぎますが、みんなSACONのライブ待っとたんやなというくすぐったい連帯感がありました。バンド時代からのファンだろう人や親子で来てる人とか、みんなキラッキラな瞳でSACONの音楽が鳴り出すのを待ってんの。
どんな場所でだってSACONの音に会えるんだったら行っちゃうし、色んな土地で響くのを聴いてみたいけど、西はHOMEで北もHOMEで、それなら東だってHOMEだっていう風に思ってもらえたら嬉しいなって思いましたの今回。バンドという形は休止になっちゃったけど、それなりの時間住んで歌を作ってすごして、良いか悪いかは知らないっすけど思い出があるに決まってる土地で、上で書いたようなことぽろっと言っちゃうほどにアウエィ心地なのは、それはあんまりにも寂しいっすよ。

おかえりなさい、なんて結局言葉遊びなだけかもしんないけど、こういう再会にふさわしい言葉じゃあないでしょうか。そんで再会の言葉が「おかえりなさい」なら、別れの言葉は「行ってらっしゃい」がふさわしい。京都に大阪に札幌に、行ってらっしゃい左近くん。次にまた東京でこの音楽と出会えた時に、おかえりなさいと言えるために贈る言葉