木になる気を拾い喰い(SACON「いちげんさん、だいかんげい」in京都MOJO)

いちげんさん

いちげんさん

鮮やかなサウンドの中に胸をひっかくざらつきがある。“人”の叫びだ。涙も光を反射させるレンズになるような、なまめかしい躍動。好きだ、好きになっちゃった。
W-JPOPでのライブ映像で、柔らかな音の中になんかぞわっとくるものがありひっかかる。BUT近場のCD店では在庫ギレ。調べてみれば本日のライブにいきあたり、いっそここで買おうとチケット予約。タバコの煙にやられながらも大満足満腹ナイト。このアルバムから「GOOD-bye〜」「小さな肩」「やさしい街」「さよならプラネタリウム」「春のイメージ2」の5曲。どれも良かったんだけど、「さよならプラネタリウム」はもってかれる。
08年前半戦のうちに超新星出会っちゃった心地。そんくらい惚れこんじゃった。今後も是非ともライブも音源もチェキってきたい。ただ現時点での感情の昇華具合が絶妙すぎて、これからどういう音紡いでくのかさっぱり読めない。余白が見えないというか。いい意味でこのまま突き詰めてくのかな。これからどうSACONの音が広がってくか、めちゃくちゃ楽しみです。
ちなみに桜井(秀)さんプロデュースは「さよならプラネタリウム」と「春のイメージ2」で、後者にはギターでも参加。