Hello、ourStereoman(ELLEGARDEN TOUR2007 inZepp大阪)

うっおー!!対バンあわせて二時間半、遊び尽くしてもらったよ!さっきまでの事もこれからのことも、全部ぶちけして今この瞬間にだけ没頭する時間。それってすごく刹那的なはずなのに、なんでかなぁ明日が怖くなくなるんだよね。今夜が終わることが、ここから離れることが寂しくてたまんないけど、不思議と怖さはなくなってんだよね。未来への配慮をぶっとばす衝撃が、未来に飛び込む力になんだよな。不思議発見
ライブはもうすっげ楽しかった!としか言えないんだけど、その傍らで細美さんが色々ぐるぐるなってたんだなってのも感じた一夜。新曲なしツアーってのを相当負い目に感じてんのが、ツアー終盤にさしかかって膨らんでんだろうなと思ったの。新曲作りたくても物理的にツアーが目の前にあって時間がとれないからね。ただそうやって細美さんの言葉から察することはできるんだけど、100%理解することは不可能だから。うちらがいえるのはやっぱ「待ってる!」ていうことだけで。そんでしょうがないから今夜は、しょうがないってのでもないけどもとにかくも、歌って欲しいということだけ。それだけなんだと思う。
新曲との出会いはもちろん嬉しいけど、でも新曲だ旧曲だ関係なくまずは“ellegardenの音楽”に会えることが、みんなすげぇ嬉しいんだと思った。だってすげぇんだもん。照明が落ちると同時に地鳴りの様な叫びがあがる。SEに応え、彼らを歓迎する拳。さっきまでの会場からは想像できないまでのエネルギーが渦巻く。こんな激しさが自分の中にあったなんてと、驚くほどの感情が湧き上がる。昨日の後悔を、明日への不安を、焼き切るのは高温の蒼い炎。こんな焔、他にまだ出会ったことない。
「せっかくこうしてステージにあがらしてもらってんだから、ここにいるからできることをしねぇと」
そう細美さんは言ってたけど、もう今でも十分すぎっほどもらってんだって。色んなしがらみに制限された日々の中を生きてて、そん中で闘ってくことを私は選んだけど、ラジオを聴いているとまだ選べてない子や選び方を知らない子がたくさんいる。選んだ自覚があっても戦うことはしんどいのに、選ぶ自覚のないまま放り出されてるのはとてもしんどいだろうといつも想う。だけどこの空間では、ライブって空間では戦わなくていいんだよ。泣いて笑って想うがままに、何にも抑制されずに感情を燃やすことができる。そのことを彼らは、彼らの音楽は許してくれんだ。
許すって言い回しを厭うだろうけど、許してくれるって感じるからあんなすげぇエネルギーみんな出せんだと想う。今でも十分すぎっけどさ、でももっとだって言うのなら、魅せて欲しい。もっともっとその焔で燃やし尽くして欲しい。だから、信じて待ってるよ。
無根拠に発せられる信じるって言葉は大嫌いだけど、経験を基にしたその言葉は好き。エルレを私は信じてるって言えるのは、100%理解することは不可能で察することしかできないけど、それでも全部今想ってることをライブやラジオや日記を通じて伝えようとしてくれる細美さんの姿勢と。なによりこんなにも心を燃やすあの音楽の存在。
ヘッドフォンの向こうで、ステージの上で。とびきりの場所にまた連れてって。