「集中してください」(キャプテンストライダム TOUCH THE MUSIC TPUR in京都磔磔)

磔磔の天井と照明の加減が実家の屋根裏(みたいな感じの2階の部屋)と雰囲気が似てて、曲中に実家の熊本に旅してたと言うもりよっさんに会長が告げたお言葉。そのやりとりに本気で爆笑してか、むせて咳がとまらない梅田さんにも会長は告げなさった。理系の真面目さはわりと酷。
てな訳でキャプストでダンシングナイト!「楽しかった!!」としか言えない幸福。全部捨てたつもりでも、全部なくしたと想っても、喜びも哀しみすら何度だってわいてくる。生きてる限り生まれてくる。昨日の哀しみ、明日への不安。色んなものがよっかかってくるけれど、今の喜びをつかまえるために、この手にあるのはこの手だけ。
もりよっさんの「磔磔には音楽の神様がいる気がする」という前説から「キミトベ」で開幕。あとはもう踊って踊って感じてただひたすら楽しんで正直覚えてない。アルバム曲と新曲も3曲くらいやって、代わりにあんま古いのやんなかった。「マウンテンア〜」くらいかな。ちなみにホームランバージョン。嬉し。
キャプストはなんてか、キャプスト言語っていうの?会長だとか久保田さんだとかにより紡がれるちょっと位相のずれた世界が、キャプストの音楽として肉感を得る。なんだこりゃっていうちょっとヘンテコな世界は、なんかそれだけで愉快になってくる。でも哀しみや切なさや戸惑いが現実と変わらずにそれ以上のリアリティでもって隠れてたりする。楽しくて哀しくて、でもやっぱり楽しい。
新曲はそういうキャプスト言語的なアプローチじゃなくて、すごいストレート。「愛してる」って、歌ってた。なんかすごいドキドキしたのですよ。まだ上手くいえないけど永友聖也がこういう事歌ってるっていうのに対するトキメキじゃなくて、目の前にいる男の人がそうやって唄い叫び伝える振動に絡められた。男前度というか、男としての色気が会長だけでなくメンバーみんなグっとあがった印象。そういえば会長が敬愛するジュリーが京都出身で「京都の人間はみんなスケベだ」と云ってたということから、「今日はやらしく演奏します!」と言うてました。そのせい?
いやしかし30歳と1歳で大人一年生な永友聖也、何かが違いました。「今年はキャプストご乱心?!といわれるまでに暴れます」宣言も頂きましたし、これはますます持って目が離せませんぜ。そんな(眼を離す)気最初からまったくないけどね!楽しさを、楽しさだけじゃないからこそ貫いて。