「新潟県ていうのがありましてね」(スネオヘアーLIVE TOUR 2007 in京都磔磔)

そりゃー…あるよね。てなもんで、スネさまです。
アルバム『スカート』買ってたんですけど、感触をすっかり書きそびれておりました。ライブも経た感触は、大人のフリした大人のためのロック・ラブ・ソング。経験がなくて抱く不安と、経験があっても抱く不安ていうのは、やっぱり微妙に手触りの違うものだと思うんです。わかってることがいくつかある。それを言い訳にしてしまう。そうやって簡単に終らせてしまえちゃうことへの抵抗。ロックだよー。
生遭遇は去年のロックイン以来半年ぶりでしたが、スネオバンドやべぇ。ギターがベースがドラムがキーボードが、どの楽器も歌いすぎハモりすぎ。すっげ存在感と感情の色。楽曲を構成再築して、スネさまのボーカルを彩ってく。なんと今ツアーから再参加らしく、キーボードはシュンちゃん!なもんでコーラスも絶品すぎて、なにからなにまでご馳走様。アルバム曲メインの本編から、ACはキーボードとベースレスのアコースティック形態3曲+バンドで2曲。WACでスネさま弾き語り「ワルツ」の計2時間ちょっと。“スネオヘアー”の味わいをがっつり凝縮で堪能させてもらいました。
それはMCにもいえることであの人………、なんなんだ。発想はおもしろい!おもしろいが絡み辛いってか、独走すぎていい斬り返しがでなくて聞いててはがゆい。なんだーあの困ったちゃん。つくづくこう、いとう先生の偉大さを思い知ります。ライブ合計2時間ちょっとと書きましたが本編終りが1時間15分程度で、残り時間ACで相当喋って延長してます。途中でマネージャーさんが「MCダメ×」ってカンペ出してた程。一生懸命後ろでカンペに気付くようにアピってるのに、スネさままったく見ない気付かない、気付いてもまだ喋るという暴挙。パンクだね。
なんかスネオさんは渡辺健二の素の部分とスネオへアーとしての面をもうちょっと自覚的に分けてんのかなと想ってたんですが、そんな器用なあれじゃねぇなと呆然とした今夜でした。照れ隠しとかな可愛さでもなく、なんっかああいう風な対応とっちゃうんだろうか。性分?宇宙がそこにありました。解けねぇ!!