お祭りワッショイ!〜CDJ WEST〜初日編

初雪に震え極力軽装備からやや重ためにして出陣したものの、大阪は見事な晴天。そんなもんだ。しかし天気に慌てたり、改装工事の終った梅田で迷子になって、あげくファブタオルを落として紛失したりと(SKYKのやつ…)朝から散々な目にあい根暗モードに入ってましたが、そんなん山崎氏の挨拶が始まりゃ全部吹っ飛び。始まったぜ、ロック忘年会!
トップバッター・パフィちゃんから加速して、ロストで鳥肌たてて、YOさん(YO-KINGのYO)に聴き入り、モーサム・ブンサテ・100S・KENバンドで踊り倒し、エルレで拳ふりあげて(腕すぐに痛くなるのでなかなかノってもあげない)、ドーパンで名残惜しく踊りながら本日は帰宅。

以下特化感触記録。


パフィー
アジアの純真」とか、10数年後にまさか聴く日がくるとは想わなかった。初期のゆるめ路線曲も嬉しいけど、最前のトンガリ加減が姫ズ本領発揮っぽくてかっこいい!貫禄のハモです。姫ズの歌声をギターの藤井さん(久々!!)を始め、グッドプレイヤーが支え盛り上げる。やー大塚愛ちゃんの時とかも想ったけど、姫バンドもよいですな。

ロストインタイム
会う度に今まで何を捉えてたんだろうって衝撃です。哀しみを後悔を忘れてしまう時の無常さに抗おうとして、消せない感情と共に時をとめてしまっていた少年。でもその不自然さに一番戸惑いと苛立ちを感じていたのも少年本人。抗って抗い続ける中でいつしか時の流れを受け入ることができた。受け入れたからこそ、未来のためになお抗うことを決めた。おいてけないものを前に立ち尽くすんじゃなく、全部拾って進むため。時計が動きだした。
抗って、受け入れるためになお抗う。ロックシンガーです、照れもかっこつけもなくロックシンガーです。びりびりきた。ロックシンガーによるロックバンド。嬉しいとか楽しいとかな感情じゃなく、ただもう決意の迫力に呑まれて棒立ちでした。鳥肌たったよ。どうなるんだろ、どこまでいくんだろ。へへへ、本年度超新星に最後ドカンとかまされましたよ。ぞくぞくするー。ロストも海北さんもこの一年色々あった、私もあった。ただその先がお互い幸せでありますように。

YO-KING
音楽工房チーム真心の、御輿のてっぺんにいるボーカリスト倉持さん。その声だけで何歌おうが倉持色になる極上ボーカリストの、色を特化した平熱ロックンロール。夢に侵された高熱なんかでも、あいまいさに浸った微熱でもなく、話すかのように歌い叫ぶ姿。赤マフラーとか巻いてどこへの可愛さアピールだよ!とか、ゆるスーツズボンをブーツにインはないでしょ?!とか出てきた瞬間は突っ込み満載だったのに歌われちゃこれだもん。適わない。

<MO'SOME TONEBEBDER>
なんですか、あのフェアリー軍団。今年さりげにナノムゲンにRe:mixと遭遇してるんですが、どちらも前後の強行スケジュールの余波で意識途切れかけてる中の出会いでした。しかし薄れる意識で感じるあのサウンドとシャウトは、トランス状態に拍車かけてくれて物凄く気持ちいい。わざわざ奨めはしないけど、マジ。
今回は素面と言うかやっと正気状態で初体験になるので楽しみにしてたのですが、実際通常時に聴いてもすっげ音の快。未だに1曲しか判別つかないのにアガるあがる。しかしトランス時には気付けなかったメンバーの、というか百々さんと武井さん(ピンポイント3分の2)の不思議行動に別の意味でもアガルあがる。ギターレスorベースレスの瞬間を巧みに利用したナイスダンシング。あれどこまで計算なんすか?(汗。その間リズムのみで曲を支えるドラム藤田さんに感涙。噂(主に情報源は音楽と人)には聞いてたけども…。
去年のCDJで初体験したテナーが曲ほとんど判別つかんのに(アーリーイヤー聞きかじった程度だった)音が好みすぎて踊り倒した後、本年度ジワジワじわーと懐に入ってきてますが来年はモーサム、くるかな。

ELLEGARDEN
細美さんに対して未来を約束することにためらいを持つ人という印象がありました。実際誰にも絶対の未来なんて確定できないからそういう誠実さを愛しくも思うんすが、代わりにそうありたい願いとして約束するってのは私の意見。去年の同じ29日、幕張で会えてから一年。去年も交わした筈の「また来年」の約束は、少しだけ感触の違うものでした。私自身の変化のせいか、細美さんの中でも違ったのか。そこはまぁ断定できませんけども。今年の焼きまわしとしてのもう1年という不安でも、今年とは違う1年にしなくちゃという焦りでもなく。きっともっと違ってまたおもろい1年になるという確信と宣誓。未来はやってくるものじゃなくて、今を続けてたら自然と向かうものなんじゃねぇかと。そんな風に思えたラストの「高架線」。これ最後で年越しはズルイっしょ(ぐすん。