loveとは言えても好きとは言えない男がついに宣誓

或る街の群青

或る街の群青

フィードバックファイルでホールドミータイトの英語歌詞の必然性をおもしろがった直後にかましてきましたわ。言ったよ。愛って言い切ったよ。その言葉を使ったことがない訳じゃないけど、ついに断定に至った言葉の強さに音の力強さに鳥肌たった。
アジカン曲に存在する「君」っていうのは非常に曖昧な存在として描かれていると感じます。どこかで出逢ったのかも覚えてないのに、確かにどこかにはいるって知ってて、でもどこにいるのか判らない。知ってるはずなのに、はっきりと見えてはいない。そんな曖昧な像からなんとか輪郭を掴もうともがくリアリティ。
でも今作は、ついに君にたどり着いた。雲に浮かべた君は、目を開いたら目の前にいた。その手をつかんで走り出す。なんて覚醒のうただ。新しい季節が始まるのかな。もう始まってるのかな。新年一発目、最高の再会になりそうだ。