11月25日 LuckyRaccoonNight vol.1 inZepp大阪

音楽へのラブアンドリスペクト。それさえあれば後はフリースタイル。グッドミュージック・グッドサウンド浴びまくりました。一部絶大な才能の無駄使いしてるユニットが居ましたが、そこも含めて音楽バカによる音楽バカのための異種格闘祭。上等だー!ばか大好き!!最高の夜をお裾分けしてくださった、森田さんにまずは敬礼。


でも実は移動ギリギリ予定だったとこに、直前の講演会が延長しちゃって1時間の大遅刻。なんとかジェット機終盤には間に合ったものの、菅原くん・planeごめん!滑り込んだ会場でぶち当たったジェット機はすげぇエネルギー。初遭遇だったんですが、特にその中心にいるカズヤさんの存在感が半端ねぇ。私は呼人さんからの逆流としてジュンスカ関連にはちょこちょこ触れてたんですが、多分あの頃と何も変わってなくてむしろエッジ増してんだろうなとビリビリ。あの頃から今も進行形で、たくさんの男の子がこの姿に憧れてんだろな。サンキュー、ロックスター!

大遅刻の泣きべそも吹き飛ばしてもらって、セット転換。東京にシークレットとしてゆずが出てた情報は聞いてたんで、今日は誰だろと機材眺めてたらなんかバスドラに見覚えが…。前日に見たばっかだよ、城ホールで。なんかカズヤさんがうっかりレミって言っちゃったらしくて*1、あまり客席に動揺なし。

てなもんで大阪3連続目のレミ。ツアーは2DAY中1日しか行かなかったのでここで2日目気分味わえて贅沢!とか思ってたんですが、Zeppでレミ体験できてたんだという事実に演奏始まってから唐突に気付いてなんかキました。ライブハウスに戻ってきたり同時にアリーナとかも出来るような伸縮自由な活動を未来に期待してますが正直まだ時間かかると想ってたし、本人ら的にもアリーナツアーの合間にこうやって出れたのすごい良い影響出すんだろうなと、音に巻き込まれながらこうグルグルと感無量でした。良かったね、森田さんの素敵采配に涙。更に個人的にはツアーは「アイランド」をどう魅せるかってのに期待の力点が置かれちゃってて、満足は満足だったけどちょっと不完全燃焼だった部分をこのMY2日目で燃焼しきれた心地です。
「アイランド」にね、嘘はない。迷いも葛藤も、全てここに確かにある。それでもそれよりも、強く湧き上がる願いがある。もうそれを知っちゃったから、知っちゃってるからどうすればいいのか判ってる。何度だって太陽取り戻して、その度涙も乾いていく。また会おうと思った翌日に速攻会えちゃいましたが、年内最後の旅の地でまた再びお会いましょう。


興奮冷めやらぬ中、会場内に響き渡る搭乗案内のSE。どっからパチってきたんだよ。おっさんらトコトンまで遊ぶ気だなと、セットチェンジまで凝った様*2を見ながら来るべき爆笑に心構えをしていました。が、おっさんらどこまでも上手。KAN+桜井和寿、ユニット名は「パイロットとスチュワーデス」。コスプレまでは予想通り、BUTチーフパーサー=KANさんが絶対本気でどっかにいそうな熟女っぷり!見事!!機長=サクもどっかにいそうだけど、このチーフパーサーの横だとインパクト負け。そのなりきりっぷりに嵐の様な拍手を送る会場の熱を前に、響き渡るKANさんのピアノ。そしてステージ中央ハンドマイクの桜井和寿が、パリで恋人の帰りを待つ女があなたいつ帰ってくるのと問いかける曲をネットーーーリと歌いだす。素晴らしい伴奏に歌唱力としては確かに素晴らしいが、あんた何やってんのと問いたくなる才能の無駄使いっぷり*3
バカだーでもすげーと呆然と拍手送る中、「今日はお互いの曲をカバーしあいます。だって私たちは」「パイロットと」「スチュワーデス」「「ですから」」*4とサクはアコギKANさんはグランドピアノに陣とり開戦。互いの曲を片方がメインボーカルでカバーする形式なんですが*5、あわせ鏡の様な声をもつ2匹のモンスターの存在の激突。エネルギーの衝突で起こるビッグバンから生まれる新たな宇宙に飲み込まる。
曲は「僕らの音」→「まゆみ」→「and I love you」→「世界で一番君が好き」。「and I love you」歌詞変えってか追加してたの!絶対してた!!いやスイマセン、絶対は嘘です。ビッグバンに巻き込まれて正気じゃなかったから自信ないんですけど、ああーー!!?って思った瞬間があったんです。そこはラキラクでのレポ待ちしとこ。

各々手にマイクを持ち、中央に出てくる機長とチーフパサー。いい加減素に戻ってるサクと、それすらも逆手に取り完璧に演じきるKANさんのコントラストになお爆笑。最後はこのユニットの為の新曲「弾かな語り」。こういうユニットの時は弾き語りってのになるけどその反対の「弾かな語り」ってのはどうだろとサクが思いついてKANさんに投げかけ、あれこれ企画する*6も結局アカペラに落ち着いた模様。あまのじゃくスピリット、嫌いじゃないよ。内容は普段ピアノかなんかで歌ってるミュージシャンが女の子の部屋に招かれて2人っきりでもちろん下心アリアリで、なんだけど何か唄ってとお願いされてしまうが彼女の部屋には何も楽器がない。歌唄ってなんとかなるなら唄いましょうと、音が出るものが何かないかなと探す純粋な恋の歌、なそうな。*7
2匹のモンスターの才能、無駄使いな程まで堪能。KANさんも初遭遇でしたが、素晴らしい曲と声ですね。こんないい曲作る人がスカートばちっしキメちゃう加減にも全力の拍手を。ブラボー。

最後は「ラプソディーズ」。RCの、キヨシローさんの曲をカバーするためのスペシャルバンド。今年は人様の歌うキヨシローさんに遭遇する機会が多かったのですが、いやーグッドソングをグッドミュージシャンのグッドエネルギーで浴びる快ったら最高。キヨシローさんの曲はブルースでロックでポップだといつも感じます。哀愁も抵抗も甘さも全部詰ってる。来年にはご本人自身にも再会したいものです。
6曲中判るだけリスト 「何もかも」・「つきあいたい」・「デイドリームビリーバー」・「雨上がりの夜空」

ACはシークレットのレミ除く全出演者(2丁拳銃も!)でセッション大会、「ガッツだぜ」・「愛は勝つ」・「イノセントワールド」の3曲。フリースタイルここに極まり。はちゃめちゃ音が声がぶつかって混じって、ビッグウエーブ。みんな好き放題だけど、なかでもカズヤさん最強。自ら先頭に、菊池くんやサク引っ張りまわして大暴走。サクが無理やり「ありがとございました」と〆ようとすると駆け寄って、「桜井、むしろサクちゃん、サクゾウ」コールを巻き起こす。無理無理、とでも言うかのように本気逃げ腰の桜井和寿。GC7ん時の耳まで真っ赤ほどではないですが、久々赤面目撃。それを誤魔化すかのようにカーテンコール促して*8、みんなでご挨拶して終演。楽しいパワーに溢れた、最高で最強に幸福な夜でした。今回ステージはちゃんと体験できなかたけど菅原くんもplaneの菊池くんもセッションで体感した声が素敵で、彼等の音にももっと触れてみたいと思いました。2丁拳銃のお2人も可愛らしい。本業漫才の方も是非体験してみたい。好きがまた増えてきます。こんな素敵な夜を作ってくれた森田さんに絶大な感謝と拍手を送りたい。最後関係者席で見てたところをカズヤさんに紹介されてましたが、想像通りの雰囲気の方でしたわ。これからも雑誌や色んなメディアを通じて素敵な空間届けてくださるの、楽しみにしております。ありがとでした!!


おまけ お友達に報告で送った機長念写

チーフパーサーの素晴らしさは描ききれない。

*1:ACん時に森田さんに裏ですごい怒られて、さっきまで楽屋で正座してたと話してた

*2:グランドピアノ運ぶのに、飛行機の運搬っぽく演出

*3:バンプの隠しトラックを想像してください。あの藤バリの無駄使い感です

*4:もちハモリの無駄使い

*5:ミスチルの曲をKANさんが、KANさんの曲をサクがという順番。こういうユニットだと1番を片方が2番をもう一方がそんで最後を2人でハモるもんだと思うけど、どうしてもKANさんの曲を一人でサクが歌いきりたかったらかこういう形式提案したそうな

*6:相当数ボツったそうだけど、その過程が楽しかったんでしょうな

*7:桜井和寿の解説抜粋。ピアノとか弾いてるってんで「そうなの?」とKANさんがツッコンでたので、歌詞書いたのはサクかと推測

*8:促したこともカズヤさんにネタにされてた