the pollows MY FOOT TOUR in京都MUSE

理想の男がそこにいました。生き辛さが時間の流れに研磨され凝縮され出来た、いびつな結晶はとてつもない煌きを放ってました。

私はトリビュートから知ったので、誰かの歌うピロウズの曲という印象のがまだまだ強かった中、本物の威力見せ付けられました。絶望の度合いが違う。
絶望という言葉には悲壮感とかが付いて来ますけど。そんなものすら残らないほどの、純度の高い絶望。君と僕と、その目の前にそ知らぬ顔で存在する世界。ただそれだけ。どうしようもないほどに、ただそれだけ。

やっぱサクが唄うストレンジカメレオンは、どんなに絶望してても自分のアクションで世界が変わるって確信がどっかであるんすよね。「NONO,but YesYes」だから。
でもさわおさんにとっての世界は、動かざる岩みたいに強固な存在。どうしたって変わらない世界の中でどうしたって変われない自分が、それでも生きていかなければいけない絶望。その叫びはあまりにもキレイに透きってて。周りにあわせて色を作れないストレンジカメレオン。
そんでそんなストレンジカメレオンの、世界に対する宣戦布告が「MYFOOT」。愛しい、ただただ愛しい。