君の笑顔を初めて見た日のこと

ここにはいない人の誕生日ってのは、命日がそうであるように、その人のことを語り合って想いあってそうして“逢う”ことができる日なんだと、決してネガティブなものじゃないんだとゴットが教えてくれた。でも今はまだ両極にあったものが同質になったやるせなさがぬぐえない。
行き場を失くした“おめでとう”が空転して、だからって“ありがとう”にはまだ早い。私にとってはまだ早い。