世界に届ける、あいのうた(真心ブラザーズ スプリング春祭り〜桜(井)前線北上中!YO(要)-KING(緊)急配備!!〜inなんばHatch)

倉持陽一は天才だ。異論を唱える人のが少ないだろうよ。過去に縛られず、未来に惑わされず、今を掴めるバランス感覚は天賦の才としか言えない。その天才が2年前に仕掛けたのが男・桜井祭。“YO-KINGはギターとコーラスのみ”という注意書きの通り、センターに立つのは我らが桜井秀俊。東京でのみ行われた伝説の祭が、満を持して全国に放たれた。
倉持キング、この祭を発案し、そして男・桜井を大トリに据えるあんたはホントに天才だ。その手腕を腹の底から尊敬する。しかし、だ。それもそんな無茶フリに「うん、わかった」の一言で応える桜井さんあってこそ。倉持キングは天才だし、それに応えうる男・桜井を私は奇才だと思う。桜井さん、やっぱりあんたが最高だ!!
男・桜井に大喜びで酔った夜ですが、改めて倉持キングのすごさを魅せつけられた心地でもあります。キング先輩のロックンロールの持つ“怒り”は許容の怒りだと思った。怒りって不寛容や拒絶に表裏すると思うんだけど、キングの怒りはそれを感じない。その許容は理不尽さを認めるものではない。怒りであるのに怒りに染まらず、凌駕するあの叫びはなんなんだろ。どうして心をにぶらせずに怖いものを怖いと言えるんだろう。どうしてあんなに同じ温度で喜びも哀しみも怒りも抱けるんだろう。この方程式ばかりは解けないのよ。
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