風の向こうに出会うのは(SCHOOL OF LOCK! LIVE TOUE “YOUNG FLAG” inZepp大阪)

校長教頭ーーー!!!(絶叫。
本気だった…あの人ら本気だった。本気で全国に、たくさんの誰かの心に、でっかい旗立てるつもりだ。侮ってた訳じゃない、ラジオを通じてその愛情と覚悟に出会って知って惚れこんでた。でも実際会って目の前で声を温度を伝えられて、もっともっとずっと好きになった。校長教頭の言い方を借りるなら、心にみんな大きさや数は違うけどそれぞれの穴があって、その穴を音楽は伝わって響いて溢れて埋めてくれる。でもそうやって固まった土台に最後旗を立てようというときに、支えてくれるのは校長と教頭の存在なんだ。ライブ後の生放送教室で「今日は俺のことばじゃなくて音楽で伝えたいと思います」って黒板を海北さんに託してたけど、音楽の振動が心を震わすように、あなた方の言葉が温度が心震わすんだ。

ラジオというメディアを通じて本気で向かってくる“大人”達の、実行して実現する覚悟に一人の“大人”として尊敬を。そして差し出されている手の温度に、一人のまだ“大人予備軍”として愛情を抱くよ。抱かずに、いられるか。
・開演前、2階の関係者席左右にマイクが設置されてんのを発見。校長教頭左右に分かれて上からの司会??でもだったらどっち見りゃいいの?!!という混乱に自主的に陥る。結局普通にステージ上に現れましたが、あのマイクなんだったんだ…。
・スクリーン使って映像からOP。声だけでなかなか姿現さない校長教頭に焦れつつも、生の「起立!礼!叫べー!!」に感激。姿出たらでたで、グラサンでしっかり顔隠し。ちぇー。教頭のグラサンがコブクロの黒田さんみたいな色付ので、校長「コブクロみたい」教頭「似てるでしょ?コブです」校長「え…、クロです」なんてやり取りも。教頭のフリに「コブって…」と戸惑い気味な校長ですしたが、そもそも色々間違えてますよ(コブクロの大きいほうは小渕さんでなく黒田さん。
・教頭の愉快な暴走が続く中、突然おなか痛いと言い出す校長。わざとらしい言い様でステージはけてく校長に?マークが浮かぶも、教頭の進行ですぐに湧き上がる会場。そう、期待のシークレットゲスト!っていうかこれじゃオープニングアクトじゃん!!な“レミオしげ”としてギターもって校長カムバック!!!レミオシゲンではグラサンはずして素顔vイスに座って準備する校長に、教頭もステージに座って見守る。たどたどしいコードと不安定な歌声だったけど、すげぇ緊張してんのがでもすげぇ必死なのが伝わってくる。後でブログ見たら当日風邪ひいてたみたいだし、本人的にも納得できない演奏だったと思うけど、約束守ってくれたその姿勢に拍手!演奏後に起こったラーラララーの合唱には、レミには悪ぃんだけど今までのどのレミ本家より感動した。そこはまぁ心の預け方の違いというコトで、比べられんけどね。すまね。
・レミオシゲンとして戻ってきた校長に「あんた(さっきの)演技ヘタすぎ」と冷静な教頭に「オレに2度と演技ヘタっていうなよ!」「今後に差しさわりがあるだろ」とお怒りの校長。その後大根役者って言いたいんだろうけど何故か「大根メガネ」になっちゃって、なんじゃそらってもう笑ってんの。このやり取り…このやり取りだよ(じーん。
・ところで「レミオシゲン」はチャモちゃんには「レミオしげたん」とかかわいくされてた。海北さんにいたっては「エコだなぁー…」とか勝手に納得してた。資源だから?
・ACはなくて、代わりに再び登場の校長教頭による、生黒板タイムが!!黒板にかかれたのは「風」。今夜伝えてくれたのは、ずっといつもラジオを通じて伝えてくれてる事。がんばれよって。がんばろうって。言葉や形を変えてずっとこれまでも伝え続けてくれて、きっとこれからも伝え続けてくれる想い。音楽が生む振動、人の想いが繋がる共鳴。会えて嬉しいって、目の前で伝えれて嬉しいって、何度も言ってくれてた。学園祭ツアーは3公演だけだけど、福岡東京もきっとすげぇ風が起こるって。そんでまた、22時にラジオで会いましょう。
<ロスト>
明日を作ろう、明日を選ぼう。そして一緒に生きるために、伸ばされようと模索する手。夏のライジングサンの遭遇で晴れたと感じた雲の空の向こうが、少しだけ感じられた再会の夜。SOLにゲスト出演した時に学校を題材に曲を作ると約束したそうで、新曲「青春の欠片」も。誰かといた記憶は旅の足を止める荷物じゃなくて、また誰かの手をとるためのヒカルになる。晴れた空に射しこむ光。雨上がりの空に、これから何が映るんだろ。
チャットモンチー
嫌いじゃない、むしろ好き。だけど恐いのよ。どんどん恐さが増してるのよ。個人格がどうこうってコトじゃなくて、チャモちゃんの歌がもつ放つゆらぎが、なんかすげぇ私にとっては恐い質のものなんすよ。なんだろーなーこれ。個人格としてはえっちゃんの活かし所を判ってるくみ嬢とあっこ嬢にどこまでも好感。
レミオロメン
ま え だ さ ん が か っ こ よ す ぎ た。
整理番号良かったもんで2ブロック目のバー確保してたんすが、せっかくだからと最後突貫して大正解。幸せすぎて死にそうじゃった。やー、ほんっとあの人のベース歌いすぎ(めろめろ。今夜も今夜で抱いた像はあれど、どーにも前田さんかっこよすぎぃ!衝動が強すぎてあかん。エリカさまネタで「別に」を連発して楽しそうなすがたにキュンキュン。
「好きな人はいますか?」ってフリからはじめた新曲「恋の予感から」。88rock!の初遭遇ん時にも思ったけど、藤巻の歌が持つ誰かと生きる覚悟、誰かと生きたいと願う覚悟ってのは心地よい。自分一人信じるのだって難しいのに、誰かを信じるなんて難しすぎる。でも自分を、誰かを信じることで生まれる未来を描いてみたいとレミの曲に触れる度に強く思うよ。
ところで「恋の予感から」が終わって余韻ひたる会場に、「いたっ」という藤巻の声が響きました。口にマイクぶつけたっぽい。はい、ミラクルー。