その叫びに用がある(サンボマスターVS真心ブラザーズ 第14回世界ロック選抜<愛知大会>inクラブダイヤモンドホール)

 スパゲティハウス・ヨコイのミラカン
三日と経たない内にまた新幹線のってます。最後の課題提出してめざすは名古屋。両国国技館の千秋楽前の地方ファイナル。ついに参戦、世界ロック選抜。
開演30分前にお友達とのんびり合流。そうして会場入れば木内さんDJで先行パーティータイム中。ニクいお気遣い!準備運動だーと、大阪での対戦相手OT→本日の対戦者倉持キング→AX対戦者モンパチというナイス選曲にノってると、トドメのホルモンに本番モードで踊り狂う。中央エアスポットにてマジダンシングしてた女子2名がうちらです。ホルモンかかった途端出現したパンクな兄ちゃん交え、そこ3人で大盛り上がり。奇妙な親近感と連帯感が生まれるね、ああいうの。早々に全力出しきるも、まだ開演もしてないぜ。木内さんの宣誓で開幕でぃ!
<真心>
ホーン隊抜きの6人編成。歌うとか、叫ぶとかって以前に話しかけてくるようなフラットさで近づくその声。そんな声と共に雄弁に語りかけてくるあのギター。このギターに会いたかったのよ!!夢や憧れが選択を促すけど、過剰な希望は今を霞ませる。後悔や悲しみが願いを生むけど、過剰な絶望は足を止める。掌にのるくらいの、ポケットに入るくらいの。気持ちよく日々を紡ぐために、ちょうどいい分量。健やかな温度。その平熱を、貫くためのロックンロール。
<サンボ>
昨年のロックイン以来の再会。震える手を差し出してくる。緊張して汗かいて、ひやっこいけども熱い熱いその体温。こっちの温度はどうだろう。彼らより高いだろうか、低いだろうか。違う温度が触れてまざって融点を探す。そのぬくもりを、守るためのロックンロール。
ロック選抜の名にふさわしい、ロックンロールなナイトした。ちょうどいいもの、気持ちいいもの、大事だと、思うもの。貫くために、守るために、世界と起こす摩擦熱。何度も何度も山口さんが「歌ってもいいですか?!」と叫んで確認すんだけども、歌ってくれてありがとう、この夜をありがとう、だよ。正直参戦理由の8割は「夏に真心に会えないなんて!!」って焦燥でしたが、この熱にあの叫びに会えて嬉しいよ。叫び、だけで射抜かれる。人を求め、人に向けた混沌とした意思の塊。デッカイ音との共鳴で、心も身体も振るわされる。
「夏に真心に!」って渇望も夏の名曲こそやんなかったものの、演ったら盛り上がるにきまってんじゃんキングこの野郎!(こういう時の文句はふてぶでしさが愛しいあのお方に直撃)な選曲に今秋発売予定の最新夏曲「きみとぼく」、そのCP「(男桜井が歌う)BABYBABYBABY」までもで大充実。「Son of Sun」もやったし、桜井さんがよぉ歌ってくれた(幸。倉持さんの声を通すからキラキラソングも平地に着地しますが、桜井さんの声もまた妙に生活感あるってか倉持さんのフラットさとは違う地点なんだけど絶妙に着地すんだよね。
月1割合でお邪魔してる(マジ)名古屋ですが、今夜も素敵な夜に潜り込ませてもらいました。なによりお友達と一緒できたのも幸福さに拍車をかける。極まりすぎて「うれしー!!」て言葉しか出てこないんだけども、お互いの笑顔みてたらそれだけで十分伝わる。自分が何時に移動できるか読めなかったんで、直前連絡にも関わらずありがとうでした!また、具体的にはロックロックでと言える喜び抱きつつ、また一緒に踊ろうね!