「愛しすぎて死にそうさ」

まぼろしFOREVER(DVD付)

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昨日の京都・大阪キャンペーンの時に今作についてコウセイは「穏やかだけど過激」だっつってたけど、それがどんだけ性質悪いか判ってて云ってる?判ってて云ってるんだろうな。スパルタのおかしな世界観て、怒ってたり叫んでたり踊ってたりと極端な形で今まで強く表れることのが多かったと思うんです。あの明度のくすんだ、でも原色混じった世界。そこは怒ったり叫んだり踊ったりする時だけ飛べる別世界じゃなくて、“スパルタローカルズ”が毎日生きてるフィールドになってる。怒って叫んで踊って恋して泣いて、それもあるけどそれだけじゃない。
まだ上手く説明できないけど、世界に言い訳押し付けなくなった印象。そのせいで“スパルタローカルズ”としての領土がぐっと広がってるってのかな。そんな世界でより強くなってる2人ぼっち願望。世界に圧迫される反動として求める2人ぼっちの切実さよりも、もっと甘くもっと鮮烈でもっと焦がれる。なんだこの愛しさ。性質が悪ぃよ。んでもって最後が「ミーハーHer」なのがマジ最高だと思います。新しい気配にエキサイトするけども、ちゃんとこういうゴリっとしたのもやってくれんのは嬉しいよ。
スケアクロウ(初回限定盤)(DVD付)

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ピロウズの、さわおさんの「つよがり」聴きたさにでしたけど、1曲ごとに致命傷の愛しさ。グサグサ狙い撃ち。ずっりーーー(敗北。「BOYS BE LOCKSMITH」の<気づいてくれ><わかてくれ><試してくれ>の懇願3連星とか、マジ愛しすぎて死ぬて。ツバメは〜鯨は〜蜂は〜人は〜、で僕は〜の流れが好きすぎるんですが、あんな口説かれ方したら世界を諦めらんないよ。それは「スケアクロ」にも言えるんだけど、“僕のため”に笑うためだけでも世界を諦めないだけの価値を感じちゃう。

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こちらもお迎え

FLASH! VIDEO CLIP COLLECTION 2003-2006 [DVD]

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同じくプロモーションでそーとー恥ずかしいから発売中止にして欲しいと云ってた一品。そりゃ本人にしてみりゃいたたまれないだろうな昔の自分なんて。ただやっぱ区切りとして本人らにしてもファンにしても、大事なものになるんだろうなとも思う。「さらば青春の光」的イメージでタイトル「FRASH!」にしたって話してたんだけど、後悔とか心残りとかじゃなくて未来への期待として大事に思う。
しかし誰かとめとけよーって嘆いてたレコセッションのメガネは確かに微妙だったが、あれはあれでカワイイとか思える自分もいる。頭にイカサマしてるのは重々承知。

ライブに行きたい。アジカンのライブに行きたい!あの熱に巻き込まれたい!!そうなっちゃうよー、ライブDVDなんて!!