Dear Little Monsters

リボン (初回限定盤)(DVD付)

リボン (初回限定盤)(DVD付)

「リボン」聴きました。ちょっと個人的思い入れが強すぎて封印してたんすが、構えてたのがバカみたいにすっと聴けました。一言で言うと「久しぶり」。
会いたかった!っていう切実さはないけど、違和観なく身体に心に音が染み入ってくる。旧知の友達に会えた気安さ。「変わらない」んだけど、でも確かにあるそれぞれの「今」の気配に新鮮な感触を受ける。そんな気持ち。すこし照れ笑いを含んだ「久しぶり」の挨拶。

みんなのゆずでも私のゆずでもなく、「ただのゆず」がそこにいる。その感触がとても心地良い。何かを期待するしないに関係なく、音楽ってのはただそこにあるだけのものなんだろうな。そういう感触を他で確信しながら、ゆずに対しては前述した個人的思い入れによってごっちゃになって判んなくなってたんですよ。でもやっと2年前の呪縛が解けて、久しぶりにフラットな気持ちでゆずに向かい合えたカンジです。本当はとっくに解けてたんだろうけど、自覚するに時間かかっちゃった。

その呪縛を起爆剤としてこの2年間ゆずに濃い感情抱いて濃い時間築いてきたので、その呪縛が解けかけてる事に気付いた時寂しかったんですね。色々な想いとは別にとにかく楽しかったから。
寂しかったと同時に怖かった。もうね、絶対にゆずは好きなんですよ。どうしたって彼らの声と唄には心動かされるから。でもそれは2年間の濃厚さを前提としたジャッジであって、「今」の彼らに対する評価ではない。呪縛がなくなった後でも、彼らに「ドキドキ」できるかってのがすごい不安だったんでしょうな。今整理できた。
惰性で好きではいたくなかったから。ちゃんと「ドキドキ」させて欲しいし、したかった。以前どおりの濃厚さはなくなった代わりの、新しい距離感を探してたんですわ。で、聴いてみれば何のことはない。2年前の年越しライブで、その光に焦がれるよりずっと前から私はゆずが好きだった。それだけのことでした。

この結論に至るまでウダウダ時間かかったなー。まぁ判断材料(アルバム)をずっと待ってる状態で、思考保留にするしかなったのもありますけど。フタしてた感情を整理するのに人との対話が契機だったんで、その人への報告責任も兼ねて記してみました。それにしても自分メンドクサイ…。