[音楽]「ねぇ哀しいくらい滑稽なくらい何でもなくて」

しぶとくしつこくアイランド感触。
今を分かち合うことの喜びを、関係性に対する期待と願いを強く奏でてきたバンドが。喜びや期待と同時に喜びや期待を抱くかぎり必ず可能性を持つ、その対の状態=関係性における挫折を今回全面に描いたこと。関係性が上手く機能してる喜びよりもうまくいかない哀しさの方が実生活の中では抱きやすく、強くリアリティを感じやすいと思うんです。それでも人は生を選んでる限り関係性を期待するから、だから願いの歌を求める。
両極を同じだけの可能性をもつ等質のものとして描ききったことで、願いのリアリティがより強化されたと感じます。藤巻個人の心性ぶっこえてっていうのは葛藤の内実は個々人様々だけども、関係性における挫折という状況は普遍的な感触で見事にすぐいあげたとゾワゾワしてんだと確認整理。分割して書き連ねてきましたが、とりあえず現時点でアイランドに関する感触は出し切ったかな。あとはライブだ!
もういっそいきなりアイランドからスタートとかでもいいよ。久々に「まめ電球」とか内省ソングでどかん始まり、モラトリアムとか関係性ソングに移行してアイランドとかもいいかも。そんで、その先。君を求めて君を見失って、また己に還った。その先の答えはすでに歌のなかにあるから、心配なんかはしてない。ただどう魅せてくれるかが楽しみなだけ。